● 三本桜の桜の花
ちょうど一年前に「三本の桜はどこに?」 というのを書いたのだが。
ボタニックガーデンへ行くたびに探してみたのだが、まるでわからなかった。
が、今回それが判明した。
その理由は桜に花がつきはじめたということによる。
昨年はつかなかった花が、今年はついた。
ということは植づいた、ということである。
ただ、花を持ったのは3本のうちの1本のみ。
二本目の桜。
三本目の桜。
来年あたりは3本にそろって花が咲くかもしれない。
私が知る桜は頭上から花びらがヒラヒラと落ちてくる桜。
つまり、さほどに大きいものしか知らなかったわけである。
ここにあるのは植木の桜で、言い換えると桜の苗木というのははじめて見た、ということになる。
これでは花が咲かない限り桜とはわからない。
それに、写真でみるように、まったく案内板がない。
やはり、小さなものでいいから「Cherry Blossam」と書いた看板を木の根元に欲しいものである。
桜の花が咲いたということは、春がきたということである。
日本なら花見ということになるが、ここで桜に対応するのはジャカランダという木。
多くの日本人は日本を偲んでこの木の下で花見をすることがある。
感想を聞くと、
「どうもいまいち興が盛り上がらない」
という。
桜は白、ピンクの暖色に対してジャカランダは紫の寒色だからだろう。
ちなみに私はこのジャカランダを
「病み上がりの花」
と呼んでいる。
歌舞伎の勘平が病み上がりに出てくるとき、頭に紫の鉢巻をしているシーンを思い浮かべてしまうからである。
ボタニックガーデンに隣接するウオーターフロントの住宅にそのジャカランダが咲いていましたので載せておきます。
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一年後
2013/10/06
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さて、それから一年がたった。
「桜はまだかいな」と出かけてみた。
その一本に花がついていた。
わかりにくいが左の丸い植木の手前が1本目、丸い植木と四角い植木の真ん中が2本目。
右に3本目がある。
<まぐろの目玉 2012>
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