2012年12月5日水曜日

読めなくなった NICHIGO PRESS の記事:「老いたな !」と実感

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● NICHIGO PRESS

 
● CNN.co.jp


 「オーストラリア生活情報サイト」と銘打った日豪プレスのインターネット版は、朝おきて最初にみるニュースである。
 だが、最近これが非常に見難くなった。
 字がとてつもなく小さくなったのである。
 昔のことだが、新聞の文字も書籍の文字もやたらと小さかった。
 できるだけ、多くの内容を決まったスペースに積め込むためには文字を小さくしなければならなかったためだ。
 しかし、ある時期を境に、老人向けに印刷物の文字は一段上の大きさが採用され、見やすくなった。
 朝日新聞のこのときのCMを覚えている。
 タモリと筑紫哲也である。
 筑紫哲也はこのとき、確か朝日新聞の編集長だったと記憶する。
 タモリが言う。
 「やればできるじゃない!」
 筑紫が答える。
 「ええ」
 だったと思うが。

 今回、NICHIGO PRESSの文字がこれまでの大きさから一気に小さくなった。
 つまり、若者向けになった。
 小さなときから、
 「テレビを見るときは、部屋を明るくして、離れてみましょう」
と教わってきた。
 目の保護のためである。
 それが脳裏に刷り込まれているせいか、どうもデイスプレイを離れてみるクセがついている。
 といっても30cmくらいだが。
 この30cmの間隔をおいて、NICHIGO PRESSをみると、文字が読めないのである。
 上に載せた写真は、デイスプレイに写った NICHIGO PRESS と CNNニュース をカメラに撮ったものである。
 周囲の黒枠はデスプレイの枠なので、ほぼ同じ状態であることがわかると思う。
 これで比較して、いかにNICHIGO PRESS の文字が小さいかがわかる。 






 上は同じ縮尺で取り出したもの。

 なんでこんな小さな字に変更したのか知らないが、遠目の効く若者には苦労はないだろうが、とても私にはだめ、読むのが苦痛になってくる。
 よって、最近はタイトルだけみて、これはどうしても必要とおもわれるものだけ一つ二つ選んで、顔を画面に近づけて文字を追っている。
 でもだんだん、それも面倒になってきている。
 きっとそのうち、このサイトの読書はやめてしまうことになるだろう。
 ちょうど、車内吊り広告で週刊誌の内容をゲットして読まずに終わりにしてしまう、てなことと同じになっていくのではないだろうか。

 インターネットとは若者用であって、それ以外はターゲットではないのかもしれない。
 「老いたな !」
と実感するのである。




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