2011年8月28日日曜日

国勢調査 2011


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● 2011年国勢調査


 8月ももうじき終る。
 この月、社会的にもっとも注目すべき出来事はというと国勢調査が行われたということであろう。

 いわゆる国民の動態調査であり、世界各国でそれぞれに行われているのでめずらしくもないことである。
 ここでの調査票をコピーしておく。

 まずは案内紙の裏表。




 そして調査票だが、どういうわけか「A4」ではない。
 日本では紙の大きさは「A版」サイズと「B版」サイズがあるが、こちらでは「A版」サイズのみでB版はない。
 そしてビジネスフォームは「A4」に決まっている。
 プリンター用紙もA4のみである。
 だが、この調査用紙、A4ではなく、それよりちょっと大きいサイズで作られている。
 何でこんな変則を採用したのだろう。
 コピーができないので、写真に撮ることになった。
 10ページである
 なんとも手間をとらせる。













 案内の中に言語サービスがある。



 英語を除くと10ケ国語が載っている。
 そのなかからアジア系を見てみる。



1...マンダリン(北京漢語)
2...アラビア語(中東・アラブ諸国etc)
3...ベトナム語
4...カントン語(台湾漢語)
5...ハングル(朝鮮語)
6...ペルシャ語(イラン)
7...トルコ語

 上記の7ケ国語である。
 日本語はない。
 この中でちょっと気になるのがハングル・朝鮮語。
 ここにリストされているということは、相当な数の居住者がオーストラリアに住み着いているということになる。
 主に韓国系であるはずだから、韓国の人口を約5千万人とすると日本の40%になる。
 上記の言語に日本語がないということは、国別人口のパーセンテージで比較すると、日本人は韓国人に比べて絶対数でほんのわずかしか移住していないということになる。
 
 韓国人の話によるとシドニーには韓国村があって、まったく英語をつかわずに一生をくらせるという。
 民族同士の繋がりが強く、逆にそれを嫌がって転居する人もいるという。
 おなじように、台湾にもそれがみられるようである。
 ブリスベン郊外には台湾村があって、それを嫌って日本に逃げ出した青年を知っている。
 これらから比べると日本人は相当に「クール」であり、群れない人種である。
 中国・韓国人は群れる傾向の強さは「血は水よりも濃い」という血縁強調文化に根ざしており、「郷に入っては郷に従え」とか「遠い親戚より近くの他人」といった日本の地縁主義文化の違いであろうということは古くから言われている。

 日本民族というのは、この「血の文化がない」という特徴から、
外国のものを取り入れることにためらいがなく
外に出ても居住した地に馴染んで、月日とともに土着化してしまう傾向があるという。
 よって、日本列島という地理的閉鎖性がなければ、日本民族はグローバル化したとき、拡散して
民族的姿を失う可能性が非常に高い
らしい。
 それに対して、中国や韓国は血を民族の核、あるいは筋にしており、求心的心理が強く、外国に出るとさらにそれが加速されていくらしい。
 日本民族にとって、日本列島という島国意識が、どうやらこうやら日本民族をひとつに紡いでいるようである。

 「島国根性」というのは何をおいても尊重しないといけないようである。
 もしそれが失せたら、日本人は世界の中に霧散し薄められ消えていってしまうだろう。

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