2011年8月29日月曜日

「金」が出る:知らなんダー

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● 豪カルグーリーでの金採掘



ウォールストリートジャーナル 2011年 8月 29日 14:19 JST

ゴールドラッシュの再来に沸くオーストラリア─金高騰で

【カルグーリー(オーストラリア)】オーストラリア内陸部にある人里離れた町カルグーリーの裏庭が現代版ゴールドラッシュの様相を示している。

スチュアート・フーパーさん(60)は金物屋で入手した材料と寄せ集めの部品を使って金の加工装置を作った。
それを使って150マイル(約240キロメートル)離れた地に彼が独自に持つ鉱山から、1週間で約10トロイオンスの金を産出している。

以前農業に従事し、牛を育てていた彼は、
「恐らく年間25万~30万豪ドル(約2000万~2400万円)稼ぐだろう」
と述べ、
「金の加工装置を作るのは難しくない。
ボイラー製造と電気技師のちょっとした技術が必要なだけだ」
と語った。

国際金相場は今月、1トロイオンス=1900ドルを超えて取引時間中の最高値を更新した。
これに魅せられた人々は、この人里離れた地域のゴールドラッシュの再来を後押ししている。
この地域は1892年の発見が直近のゴールドラッシュのきっかけとなった「ゴールドフィールズ」として知られている。

西オーストラリア州の業界団体APLAによると、西オーストラリア州でパートタイムないしフルタイムで活動している金の試掘者は6000人おり、フーパーさんはそのうちの1人だ。

西オーストラリア州鉱山石油省は今年上半期、小規模の試掘者に対して1721件の採掘権を与えた。
この数は金相場が1トロイオンス=約600ドルだった2006年当時の1594件を上回っている。

産金市場はカナダのバリック・ゴールドや、米国のニューモント・マイニングによって独占されている。
2010年のバリックとニューモントの金産出量は443.2トンで、世界産出量の15%を占めているが、カルグーリーはフーパーさんのような小規模な採掘者が依然足掛かりを保っている世界でも珍しい場所だ。

およそ100年前、ゴールドラッシュにかげりが見えた頃、世界の金の大半は小規模な採掘者によって産出されていた。
カナダに本拠を置く非政府組織「Artisanal Gold Council」によると、近年では、70カ国の試掘者によって330トン(世界産出量の11%)が産出されていると推測されている。

カルグーリーは、26億年前に一連の地震によって金を含んだマグマが地中深くから沸き上がって形成された鉱脈の南端に位置している。
政府機関の豪州地球科学局によると、カルグーリー周辺の地域には、世界中で経済的に産出可能な金のうち約6%が存在するという。
20世紀への変わり目前後のゴールドラッシュの頃のカルグーリーの人口は3万人だった。

埋蔵量が豊富なため、現代のカルグーリーの試掘者は、趣味で活動する以上のことを行っている。
APLAによると、小規模な試掘者は西オーストラリア州で毎年4~6トンの金を産出する。
一方、豪州最大の金鉱山「スーパーピット」からの昨年の産出量は23.4トンだ。

記者: David Fickling

ニュースを見ていたら出てきたのが上の記事。
「金がでるぞー!」
てなところだろうか。
個人の金採掘は趣味みたいなもの。
でも昨今の世界不況で金が高騰。
趣味が実益に変わったという。
ところで、いったいどこにあるのかと調べてみた。
Wikipediaに載っていった。

カルグーリー

● 西オーストラリア州のカルグーリーの位置(赤)

カルグーリー(Kalgoorlie)は西オーストラリア州の州都パースの東部約600kmに位置する、ゴールドフィールズ・エスペランス地域内の都市である。
ゴールドラッシュの起こった19世紀末には金鉱の町として殷賑を極めたが、現在のおおよその人口は30,000人である。
名称カルグーリーは "place of the silky pears"という意味である、地元アボリジニの地名であるKarlkurla(gull-gull-la と発音)を元にしている。
乾燥気候にも関わらず居住が見られるのは金山があるからであり、現在も金の採掘が行われている。
水は長大なパイプラインでパース方面から送られている。

● ゴールドラッシュ時の賑わいをしのばせるカルグーリー郵便局。
目抜き通りのハナン通りに建つ




資源について オーストラリア
http://resource.ashigaru.jp/country_australia_2_gold.html


● USGS

オーストラリアは2007年で世界3位の金生産国。
1980年代後半から金生産が活発に行われるようになり、300トン前後を生産した1997年あたりをピークに生産量は年々減少傾向にある。
2007年では年間約245トン(約788万オンス)の金が生産されている。

同国では西オーストラリア州で主に金生産及び開発が行われており、同州からの生産がオーストラリア全体の約63%を占めている。


● 主な金鉱山地図

西オーストラリア州の主要都市Kalgoorlie(カルガリー)を中心とした金開発地域であるEastern Goldfields(イースタン・コールドフィールズ)でカナダの金生産大手Barrick Gold(バリック・ゴールド)や米国のNewmont Mining(ニューモント・マイニング)など世界を代表する金生産企業が生産を行っている。
特にNewmont Miningが西オーストラリア州で2009年に生産を開始したBoddington鉱山の金生産量は世界最大級となる年間100万オンスが見込まれている。

ニュー・サウス・ウェールズ州での金生産においては同国の金生産大手であるNewcrest Mining(ニュークレスト・マイニング)が大きなシェアを持っており、Cadia Hill(キャディア・ヒル)鉱山やRidgeway(リッジウェー)鉱山などから生産を行っている。

オーストラリアで生産された金は世界最大の金消費国であるインドを中心に輸出されている。
金価格の上昇に伴いオーストラリアの資源輸出において重要な地位を占めている。





NICHOGO ONLINE 2011年12月27日
http://nichigopress.jp/ausnews/science/32586/

「地下の鉱物資源を精密に見つける技術」 
大学環境生命科学部教授が発表

12月27日、ニューカッスル大学環境生命科学部のビル・コリンズ教授が、
「高価な地下の鉱物資源のありかを突き止めるこれまでより簡単な方法を見つけた」
と発表した。

コリンズ教授は、「10億年単位の尺度」を用いて、過去20億年の地球生成過程を点検する方法を考案したと述べており、その情報を用いて、地下鉱物鉱脈の位置を正確に割り出すことができるとしている。
同日の教授の声明では、
「大陸移動説その他のテクニックを用い、大陸の過去の位置を逆にたどっていくことができる。
地表が大きなジグソー・パズルのようなもので、大陸を構成しているピースの陸塊がもぎ取られ、それが他のところにくっつけられるというようなことが起きた」
と述べており、環太平洋地域には銅と金の鉱脈が各所にあると信じている。
教授は、
「地殻(訳注:大陸部で地下35km、海洋部で海底から10kmの深さ)に普通に見つかるジルコンの小さな結晶に含まれている地質学的情報を調べると、古代の環太平洋地域がどの辺りだったかが明らかになる。
過去に大陸周辺部だった地域のかなりの部分が現在は大陸内陸部になっている。
銅や金の鉱脈が見つかるのはこのような地域だ
と述べている。
コリンズ教授は、
「地表のすぐ下や地質学的に一番上の地層に隠されている鉱物資源を正確に突き止めることができれば、それこそ私の研究の最大の恩恵と言えるだろう」
と語っている。(AAP)  




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