2012年12月22日土曜日

「ツチノコ飼育法」、ではなくて「ドラゴンの飼い方育て方」

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●「ドラゴン 飼い方育て方」




 サウスポートの図書館にいった。
 こちらの図書館は土曜日曜は休み。
 本当に休みなんです。
 日本では考えられないことだが事実。
 でも幾つかのメイン図書館は開いている。
 ただ10時から3時(場所により2時まで)。

 サウスポートの図書館はゴールドコーストの図書館でも中央図書館にあたる。
 よってここのみ日曜日も開いている(12時から4時まで)。
 ちなみに近くにグリフィス大学がある関係で結構学生で満員。
 郊外の図書館で大学生が利用している姿をみることはない。
 ここだけ特別。

 今日は土曜日。
 日本語ライブラリーから単行本を1冊引きぬいて帰ろうとしたら、変なタイトルが目についた。
 置いてあるのは「実用書・趣味」といったセクション。
 例えば「はじめての妊娠と赤ちゃん」とか「俳句をやってみよう」とかの棚。
 ついでに、このコーナーには絵本や児童本も置いてあるのだが。
 タイトルは「ドラゴン 飼い方育て方」とある。
 「シードラゴン」か、あるいは「タツのオトシゴ」かなと思った。
 ドラゴンがこの世に存在していないことぐらい、私も知っているからである。

 引き出してみた。
 「ドラゴン:龍」である。
 ドラゴンを飼う?
 そんなことができるのだろうか。
 「ツチノコ飼育法」なら、少しは分かる。
 実際はまったく理解不能なのだが。
 ドラゴンを育てるのが実用書の棚に?
 これ趣味の本といえるのか?
 だいたいドラゴンがどこにいるのか。
 児童本ではない。
 大人向けで漢字も正常に使われている。
 ついついのせられて借りてきてしまった。

 目次を見てみる。



 「なんとなく、らしい」




 ズルズルと、ファンタジーの世界に引き釣りこまれていく。

さて、「第1部」は。
 


 これからの内容は「著作権法」で規制されていますので掲載できません。
 

  終わりは。





 何か、だまし絵の世界に引き込まる感じですが。


 感想記事を一つ載せておきます。


おやこでポレポレ
http://pub.ne.jp/canoe_oyako/?entry_id=1920445

お年玉のうちむすこが自由に使える金額は三千円。
その大半をはたいて買ったのが「ドラゴン飼い方育て方」という一冊。
昨年の暮れに学校の図書室で初めてこの本を読んだむすこは、
それ以来「お年玉をもらったら絶対買おう」と心に誓っていたらしいのです。

この本は空想の生き物であるドラゴンが実際に生きているという設定。
そのうえで大真面目に「自宅で飼って育ててしまおう」ということが、
オールカラーの丁寧なイラストとともにびっしりと書かれています。
つまりドラゴン飼育のハウツー本。
一枚一枚のページもわざとギザギザに裁ってあるという懲りようなんですよ。

世界各地に分布するドラゴンの種類と性質が載っていたり、
餌のあげかたや訓練の仕方が載っていたり、
飼うための注意事項やドラゴン部屋のレイアウトが丁寧に載っていたりと、
大人が読んでいても思わず引き込まれてしまう内容だなと思いました。

気軽におすすめ出来る価格ではありませんが、
本屋さんや図書館でぜひ一度手に取って読んで欲しい一冊です。





 <まぐろの目玉> 



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