2011年10月4日火曜日

クリムゾンロゼーラ、街中に現る

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● 実を抱え込んでいる


● 望遠なしのコンパクトデジカメなので映像は悪いです



 このところオーストラリアは朝晩の冷え込みがきつい。
 テレビでは老齢者は朝方は外に出ないように、と警告を発している。
 Tシャツの若者と長袖にセーターを着込んだ老人とが混融しているのが、このごろの風景。
 最低気温が低いのである。
 でも昼間は暖かい。
 今日もツチノコはのこのことスノコの下から這い出してきていた。



 ゴールドコーストに観光で来られた方で、オライリーズ・リゾートへ行かれた方は多いと思います。
 ゴールドコーストから車で2時間ほどの山の中。
 東京でいえば高尾山のイメージに当たる。
 ラミントン国立公園にあり当局も力を入れている観光地。

 目玉は2つある。
 一つは「ツリートップ・ウオーク:Tree Top Walk」。



 ビデオは下記で。
http://www.youtube.com/watch?v=tU4S6bwHhcg


 もう一つは「クリムゾンロゼーラ:Crimson Rosella の餌付け」。



 赤と青のひじょうに華やかな鳥。
 これが手に乗り、頭から肩へと止まる。
 たまらない感激。

 山で「ロゼーラ」というとこのクリムゾンロゼーラ(アカクサインコ)を言う。
 が、街中でロゼーラというと下のホオアオサメクサインコ:Pale Headed Rosella を指すことになる。


 
 街中でクリムゾンを見ることはない。
 そこそこ長い間住んでいるが、一度として出会ったことがない。
 よって、クリムゾンは山専用の鳥だと思っていた。

 が、今日その山鳥に出会った。
 初めてのことである。
 少々、陽気が不順なのでエサを求めて山から降りてきたのだろうか。
 抱え込んで食べているのは住宅地の方が庭で栽培しているプチトマト。
 アララ。
 まだ小さく、青いのだが。



 車では遠いがオライリーと海岸は空を直線で飛べば30余キロほどの距離。
 街中で頻繁に見かけてもいい鳥なのだが、これまで出会わなかったのが不思議である。
 やはり、これは山専用鳥で、今年の冷え込みで姿を現したのかもしれない。
 なにしろハデな鳥。
 祥雲か、それとも役の前触れか。

 ビデオを載せておきますが、望遠なしの古いデジカメですのでyoutubeに載せないと鳥姿がはっきりしないほど。
 ご容赦。





 そういえば、日本でも頻繁に山の動物が里に下りてきているという。
 山にエサがなくなってきているという。
 射殺したクマの腹は空っぽだったとのこと。
 将来的には、この傾向は続くかもしれない。
 鳥なら彩りが豊かになっていいが、イノシシやクマはどうだろう。
 仮に、捕獲して山に返してもまた下りてくるだろう。
 大挙して集団で下りてきたら、どういう対応をするのだろう、人間は。
 やはり、殺すしかないかな。






 <まぐろの目玉> 



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