2011年10月7日金曜日

三本の桜はどこに?

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● 桜植樹

● ゴールドコースト・ボタニックガーデン


聞いた話である。
ゴールドコースト・ボタニックガーデンに3本の桜があるという。

たまたま植え込んでいるところに通りあわせ、その木が桜に似ていたので作業員に尋ねたところ、横浜市から贈呈されたものだという。
場所はガーデンの中央部分であるが、現在、贈呈されたその旨のプレートはないという。
近所に住んでいるので、冬が終わってそろそろ芽が出るころだろうと思って毎日のごとく見にいっているが、それらしい兆候はみられないという。

これを聞いて早速、野次馬根性で見にいった。
いろいろ探してみたがまるで見つからない。
果たして本当のことだろうか、と一瞬疑念が湧いた。
というのは、ゴールドコーストが湘南海岸と姉妹提携しているという話は聞いている。
だが、横浜市は湘南海岸だろうか?
何かズレているように思える。


● Gold Coast Regional Botanic Gardens: Rosser Park


帰ってきてから、調べてみた。
Wikipediaには「ゴールドコースト」というキーワードで項目が載っている。
その姉妹都市の項に「神奈川県および北海道鷹栖町」と出ている。
横浜市ではなく神奈川県である。
作業員は Kanagawa より Yokohama のほうがこの地ではポピラーで、返事として「横浜」が出てきたのだろうと思う。

神奈川県のサイトに入ってみた。
抜粋する。

神奈川県・ 相模湾沿岸の13市町 と ゴールドコースト市 との主な交流経過
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f41011/p12181.html

平成2年(1990年) 8月
ゴールドコースト代表団及び音楽関係者が来県、友好提携調印
県内で音楽祭、紹介展を実施。渉外部長、藤沢市、小田原市、三浦市代表等の訪問団が同市訪問、友好提携記念行事に参加、交流事業について協議

平成22年(2010年)11月
友好提携20周年記念
松沢知事を団長とする訪問団が同市を訪問。
20周年記念行事等に出席(市長との会談、共同宣言への署名、記念植樹等)
県議会友好代表団が同市を訪問。



神奈川県・ 友好提携20周年記念事業  ゴールドコースト市
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f41011/p12180.html

ゴールドコースト市との友好提携20周年記念事業
2010(平成22)年11月22日(月曜日)及び23日(火曜日)、ゴールドコースト市との友好提携20周年記念事業へ出席等のため、松沢知事等が同市を訪問しました。

桜の植樹とゴールドコースト日本人会との意見交換
ゴールドコースト市立公園(ロッサーパーク)において、ゴールドコースト市、ゴールドコースト日本人会及び市民ボランティア団体の協力のもと、友好提携20周年を記念し、松沢知事、マクドナルド副市長等により3本の桜(白妙、大島桜)の植樹を行いました。

<<項頭の写真>>


間違いなく3本の桜が植樹されている。

日豪プレスをピックアップする。

NICHIGO PRESS 2010年10月22日
http://nichigopress.jp/nichigo_news/monthly_news_qld/3646/

友好都市提携20周年記念で桜の木を植樹

ゴールドコースト市と神奈川県の相模湾沿岸13市町(※)が結んだ友好都市関係がこのほど、20周年を迎えた。ゴールドコースト市役所はゴールドコースト日本人会の協力のもと11月23日、日本から関係者を招き、20周年記念行事として同市内のボタニカル・ガーデンに桜の木を植樹する。
また、15日から1週間にわたり、神奈川県を紹介するパネルの展示や物産展を同市役所内で開催する。同市営図書館には、神奈川ビエンナーレ国際児童画展の受賞作品約100点が展示される予定。

※横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、葉山町、大磯町、二宮町、真鶴町、湯河原町

■友好都市提携20周年記念行事
問い合わせ先:ゴールドコースト市役所国際交流課の国際リレーション・オフィサー、ミンディー・アダムソンさん
Tel: (07)5581-7525
Fax: (07)5581-7838
Email: madamson@goldcoast.qld.gov.au


昨年、11月のことである。
とすると、かれこれ11カ月たつことになる。

桜というとせいぜいのところソメイヨシノか八重桜くらいしか知らない。
もう一つ柳桜(しだれ桜)というのは見たことがある。
ここで出てくる「白妙、大島桜」とは、どんな種類なのだろう。
検索してみた。

白妙:白花の八重桜では代表的な桜


大島桜:花は大輪、一重咲きで白色。

伊豆七島や房総半島などに自生する潮風に強い桜です。
桜餅の桜の葉には、この桜が使われています。

【蛇足】.もちろん、ここで桜餅は作っていない。
あるのは桜大福、これに桜の葉が使われている。
だが、これプロダクト・オブ・チャイナ。
桜の葉は中国産だろうか、日本産だろうか。

日本食料品店で買うのだが、ここは韓国人も中国人も台湾人も利用する。
だが、台湾人は絶対に「Product of China」には手を出さない。
いわく「毒入り」。
同じ民族なので生産の過程が解っているようである。
日本人は
「少しぐらいの毒はどうということもない、免疫がつくさ」
といって安いから買う。
プロダクト・オブ・コレアなら「桜餅・桜大福の起源は韓国」となるだろう。
寿司の起源は韓国、ピザの起源も韓国、といってはばからないから。 
どこが起源でもまったくどうでもいいこと。
食べられればそれで十分。
おいしければいい。


一重と八重の2種類らしい。
改めて出かけていって桜を探してみようと思っている。
八重なら長期間咲いているはずだと思う。
でも、植樹して1年で花はつくものだろうか。





 <まぐろの目玉> 


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