2012年7月30日月曜日

[2012] オリンピック開会式(3):女王陛下の007

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● 女王陛下が飛び降りる、ヘリから見おろしているのはジェームス・ボンド



● 奥のパラシュートは007


● パラシュート降下を終え、開会式貴賓席へ


ロンドンオリンピック開会式最大の話題はなんといってもこれ。
女王陛下のパラシュート降下。
宮殿から007と共にヘリに乗り込むクイーン。
そして会場上空へ。
予想なら会場中央にヘリが着陸して、クイーンがおごそかに降りてくる、といったストーリーになるはずである。
が、クイーンはジェームス・ボンドの横から飛び降りたのである。
そして、007も続けてパラシュートで降下していく。
予想外の展開。 
なにせ、宮殿を出た時のピンクのスーツ姿のままである。
よって下はスカートである。
イギリス人とはとても凡人には考えられないような、途方も無い面白さを演出する。


AFP BBNews 2012年07月29日 13:25 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/article/london2012/london2012-news/2892127/9306631

英女王、開会式ビデオの演技はNG無し
BBC関係者が明かす

【7月29日 AFP】
27日のロンドン五輪開会式で放映された映画『007』シリーズを下敷きにしたビデオについて、製作に関与した英国放送協会(BBC)の関係者は28日、サプライズ出演した英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、86)が
「1回のテイク」
で撮影を終えたことを明らかにした。

ビデオはBBCが事前に撮影。
俳優ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)演じる007シリーズのジェームズ・ボンド(James Bond)がタクシーでバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)に到着し、女王に付き添ってヘリコプターで開会式会場のスタジアムに向かうという内容だった。
ビデオ放映に合わせてスタジアム上空には本物のヘリが現れ、ボンドと女王に扮した2人がパラシュートで降下すると、スタジアムにビデオと同じドレスを着た女王本人が登場。
女王がこれまで映像作品に出演したことはなかったため、一連の場面は開会式のハイライトの1つとなり、注目を集めた。

BBCでドラマのディレクターを務めるニコラス・ブラウン(Nicholas Brown)氏は、女王の演技は完璧だったと称賛。
英高級朝刊紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によると、同氏は
「女王の撮影は1テイクで終わった。素晴らしい演技力で、プロ意識があった」
と振り返った。

ビデオは約4分半の長さで、女王が飼っているコーギー犬のモンティ、ホーリー、ウィローの3匹も登場した。

開会式でこうした演出が行われることは、トップシークレット扱いとされていた。
英大衆朝刊紙サン(The Sun)は4月1日、女王とクレイグさんの出演を大筋で伝えたものの、エイプリルフールの冗談と受け止める向きが多かった。
(c)AFP/Robin Millard


これはyoutubeにはない。
著作権で抑えられているのだろう。
おそらく、多くの人がこの開会式を記念にとDVDに撮ってあることでしょう。
そのうちヒマなときに見なおしてみよう、などと思いながら。
でも絶対といっていいほど、再び見られることはなく、押入れの隅で埋もれてしまう。
技術の進歩にともなって、しばらくすれば、あのビデオテープと同じく、DVDなるものもなくなり、再生不能で捨てられる運命をたどることになる。
それでは勇気をもってヘリから飛び降りた「女王陛下があまりにかわいそう」。
などと理屈を言いながら、著作権のウラをかこうというわけ。



 「これで女王陛下は安泰です」
いつでも誰でも見たいときに見られます。




【2012年ロンドンオリンピック特集】



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