2011年12月9日金曜日

オーストラリア日本大使館:反論声明

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● ABC News 12月7日:日本の捕鯨を補助するために使用される地震の資金上の怒り



● 在豪州日本大使館の反論:12月8日
http://www.au.emb-japan.go.jp/pdf/whaling_response_jpn.pdf




NICHIGO ONLINE 2011年12月9日
http://nichigopress.jp/ausnews/world/31994/

大使館、寄付金流用報道に反論-特別記事

ワトソン、またもABC放送を使ってデマ宣伝

 (訳注:武闘派反捕鯨団体シー・シェパード(SS)・リーダー、ポール・ワトソンの病的な虚言癖を見抜いているオーストラリア人も少なくない。
 そのワトソンの怪しげな談話がそのままABC放送で流された。
 新聞社も同様のAAP電を掲載している
 。このAAP電は、NICHIGO ONLINEでも紹介した。

http://www.abc.net.au/am/content/2011/s3385164.htm
http://www.watoday.com.au/environment/whale-watch/whaling-funding-a-disgrace-sea-shepherd-20111207-1oi21.html

 smhのウェブサイトにもAAP電として同じ記事があったが、こちらは12月9日朝現在消えている)。

 在豪日本大使館がこのワトソン発言に反論する声明を発表した。


平成23年12月8日
在豪州日本大使館

東日本大震災に対する寄付金を我が国鯨類捕獲調査に使用しているとの報道等について

Japan’s response to reports that donations for the Great East Japan Earthquake and Tsunami are being used to fund Scientific Whaling Research

1. 我が国の鯨類捕獲調査の実施に要する費用には、東日本大震災に対する寄付金は一切使用されておりません。

None of the donations made in support of relief and recovery efforts from the Great East Japan Earthquake and Tsunami have been used or will be used to fund Japan’s Scientific Whaling Research Program.

2. 東日本大震災に対して豪州国民の皆様から寄せられた温かい支援にあらためて深く感謝するとともに、いただいた寄付金は被災地の人々の生活の復興に確実に役立たせて頂いていることをお伝えさせて頂きます。

We sincerely appreciate the warm support we have received from the Australian public in relation to the Great East Japan Earthquake and Tsunami.

Therefore, we hereby confirm that donations from the Australian public are only being used to rebuild people’s lives in the devastated areas and for no other purposes.



 12月7日付の記事で、昨日のこの稿でも取り上げているものである。
 コピーしてみる。

 ワトソン氏は、
 「捕鯨船団は、2隻の警備船に係官と海上保安庁係官を乗せているようだ。
 日本は、津波震災救済基金から推定2,800万ドルを使って捕鯨船団増強に充てている
 まったく恥知らずなことだ。
 世界中の人々が地震津波被災者に贈った義捐金を南氷洋で捕鯨するために使われるとは思わなかっただろう」
と語っている。

 この内容についての真偽については知らないのでそのまま載せておいたら、日本大使館が反論し、出したのが上の記事というわけである。

 私だってそこそこの義援を東日本大震災に行なっている。
 日本に住んでいればいろいろの方法もあろうが、海外ともなれば義援金を送るくらいしか他に方法がない。
 クジラの問題はクジラの問題、東日本大震災は東日本大震災だ。
 流用されるなんてあっていいはずがないし、あるはずがない。


 上記で取り上げられている2本の記事の自動翻訳版。


ABC News 2011年12月7日(水曜日)午前8時09分00秒
http://www.abc.net.au/am/content/2011/s3385164.htm

日本の捕鯨を補助するために使用される地震の資金上の怒り

アダムハーヴェイは、この話を報告2011年12月7日(水曜日)午前8時09分00秒

TONY EASTLEY:
 日本の捕鯨船団が南極海で別のシーズンのためにホームポートを残しているし、そこに国の大地震復興基金からの蹴りの余分なお金の好意を得ている。
 その最後のシーズンが切断された後、日本艦隊が強化されたセキュリティを持っているシーシェパードの反捕鯨グループで短い。
 しかし、それがために支払われている方法についての怒り、日本やその他の地域があります。
 日本水産庁は3月の地震被災町のひとつが捕鯨だったので、それが地震のお金の正当な使用と言っている。
 ポートアダムハーベイ氏は話を占めます。

ADAM HARVEY:
 3隻は、西日本では下関の港から出航している。
 彼らの使命は、南極海の氷海域での今後3カ月間に900クジラをキャッチする。
 彼らはdidn" tはその量の近くにどこでも昨シーズンを取得し、シーシェパード保護団体は、繰り返しのパフォーマンスを望んでいる。
 ポールワトソンは、グループの創設者である。
 彼は、フリーマントル港から係留されている彼の船、スティーブアーウィン、からAMに話を聞いた我々は前年よりも成功来れて、この最後のシーズンはまだ私達の最も成功したダウン我々が行ってきたので、毎年:ポールワトソン。
 彼らは唯一我々は863クジラを保存し、それらが早期に六週間帰った意味クォータの17%を取った。

ADAM HARVEY:
 スリーシーシェパードの船が今後数週間に渡ってフリーマントルとホバートから出発します。
 ボード上で捕鯨船-余分なセキュリティと沿岸警備隊の人員。
 日本は、それらが合法的な"科学的"企業を保護するために必要だと言う。
 日本水産庁は、AMに文を発行した。
 声明からの抜粋:捕鯨の目的は科学的に収集するので、政府が商業捕鯨を目指していますデータ。

ADAM HARVEY:
 日本政府が資金、今年の捕鯨操作を助けるために余分な2800万ドルに蹴られた。
 怒りがある、しかし、そのお金の源について。
 それが日本の大地震復興基金から来て日本の水産庁は3月の地震被災町のひとつは、捕鯨船の母港だったのでそれがそのお金の合法的な使用だと言う。

STATEMENTからの抜粋:
 下関市は著名な捕鯨の町のひとつです。
 それはあまりにも鯨を食べるの食文化を持っています。
 コミュニティ全体が商業捕鯨を再開することを目指しています。
 それは商業捕鯨を行うことができるように、我々はデータの収集を続けます。

ADAM HARVEY:
 純一佐藤はグリーンピースジャパンの常務取締役である。
 彼はそれが地震に捕鯨をリンクするために大規模なストレッチと言っている。

JUNICHI佐藤:
 それはまったく回復に関連していない。
 それは捕鯨プログラム自体が大きな財政問題に苦しんでいるされているため、
 捕鯨プログラムの負債をカバーするために使用されます。

ADAM HARVEY:。
 ポールワトソンポールワトソンは:私は"私は送っていないと見て言った怒っている人が多いことを知っている。自分だけが南下るとクジラ"を殺すためにそれを使用できるようにする津波の犠牲者を助けるために私のお金ADAM HARVEY:Watson氏は、それが南極海でこの夏醜い争いにバインドされていると言っている。

ポールワトソン:
 私はオーストラリアを依頼してくれた援助のための政府。
 私が関与するオーストラリア国民の数を考慮する責任がものは平和を保つために容器を送信することだと思う。
 しかし、彼らはあまりにもという点で興味を持っていないようです。

ADAM HARVEY:。
 大臣トニーバークは、南極海で捕鯨という環境が間違っていると違法ですが、習慣や海軍船舶を送信する予定がない、野党環境スポークスマングレッグハントは言うそれは弱いです。

GREG HUNT:
 捕鯨と抗議し、政府はで捕鯨船団と抗議の両方の可能性が到着と一致するために、クリスマスの日までに税関船を派遣する必要が間に海で重要な、潜在的に致命的な衝突の危険があります。南洋。

ADAM HARVEY:
 最初のクジラが今月末までキャッチする必要があります。
 シーズンは3月まで続きます。

TONY EASTLEY:アダムハーヴェイの報告が。





WA today December 7, 2011
http://www.watoday.com.au/environment/whale-watch/whaling-funding-a-disgrace-sea-shepherd-20111207-1oi21.html

捕鯨の資金調達不名誉:シーシェパード



 環境活動家グループはシーシェパードは、地震と津波の被災者に寄付金、オーストラリアの日本領事館が拒否クレームとクジラの殺害を資金から日本を非難している。

 日本の捕鯨船団は、国際的な抗議行動の中で強化しセキュリティ対策で、南極の国の年間ハントに向けて出航しました。

 シーシェパードは、まだその最も強烈なキャンペーンの一つとして期待されているもので、南極海で捕鯨に直面する準備を進めている。

 シーシェパードの船長ポールワトソンは日本の艦隊が乗っセキュリティと沿岸警備隊の要員を持つ2つのセキュリティ上の船を持っていたかのようにしていると述べた。

 "我々は彼らの操作を抑止することを望んでいる、"
と彼は言った。

 "私はセキュリティの船は私たちを試してみて取り除きますれると想定。私はいくつかの困難な対立があるだろうと仮定しています、"
彼は今日言った。

 "それは私が平和を保つためにダウンして容器を送信するためにオーストラリアを尋ねた理由の一つですが、彼らは拒否した。"

 彼は日本がキャンペーンに与えていたことに関する追加2800万ドルが強化されたセキュリティの背後にある可能性が最も高いと述べた。

 "そのお金は、地震の救援基金から来た、"
と彼は言った。

 "私はそれが完全に不名誉なことだと思う。
 津波地震の被災者を助けるためにお金を送る、世界中の人々は、南極海で殺すクジラに資金を提供するために使用される彼らのお金を期待していなかった。"

 シーシェパードの艦隊から3隻の船は約8日間で帆を設定します。

 スティーブアーウィンとブリジットバルドーは、西オーストラリアのアルバニーから離れ、ボブバーカーはホバートから出発します。

 日本領事館から氏カズInadomeはオーストラリアで収集された災害救援基金からの資金が使われていなかったと述べた。
 すべてのそのお金は、日本の赤十字に行っていた。
AAP



 国家予算から回ったものではないか。
 義捐金などではない。
 予算をつぎ込み大いに船団を強化して、シー・シェパードをぶっつぶせ
 (ちなみに私は日本政府に税金を払っていないのだが)
 アングロサクソンの似非ヒューマニズムなどに負けてはいけない。
 アングロサクソンは自分の論理が世界で唯一正当なものだと思い込んでいる「バカの壁」だ。 
 絶対に負けるな !
 (ちなみに私はアングロサクソンの国に居住しているのだが)
 発言が少々過激かな。
 まあしゃない、「バカの壁」を相手にしているのだから。


ウォールストリートジャーナル 2011/12/8 21:23
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/12/08/%E5%BE%A9%E8%88%88%E8%B2%A1%E6%BA%90%E3%81%AE%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%80%81%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E6%8D%95%E9%AF%A8%E3%81%AE%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AB/

復興財源の一部、調査捕鯨の支援に

 ここ数年ほとんどお決まりとなっている通り、今週から始まった今季の日本の調査捕鯨を巡って論争が巻き起こっている。

 しかし今年は、捕鯨行為自体だけではなく、3月11日の東日本大震災の復興支援に使用される目的の資金から調査捕鯨の支援に追加資金が回されることについても反論が高まっている。


Institute of Cetacean Research/Associated Press
シー・シェパードの船(右)と日本の捕鯨船が南極水域で衝突(2010年2月)

 水産庁は今年、22億8000万円の追加資金を調査捕鯨の支援に回すことを明らかにした。
 その大部分は反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害行為に対し、日本船団の護衛強化に割り当てられる。
 この資金は12兆円規模の第3次補正予算から水産庁に配分された4989億円の一部。
 第3次補正予算は震災で深刻な被害を受けた東北地方の復興費用確保のため、先月成立した。

 水産庁の高屋繁樹課長補佐によると、約18億円が「調査捕鯨支援」に使用され、残りの4億8000万円は妨害行為に対する「安全対策」に充てられる。
 高屋課長補佐によると、シー・シェパードの妨害を避けるために同庁が費やす年間費用の7億円にさらに上乗せされることになる。

 高屋課長補佐によると、南極海で調査捕鯨を行う日本船団に今回初めて水産庁が護衛用の船を同行させる。
 しかし、高屋課長補佐は安全対策の目的から、保護手段の強化に関する具体的な内容についてはコメントを避けた。

 同庁はまた、今回も日本船団の3隻に海上保安官の乗船を要請しており、捕鯨船への乗船は今回で3回目となる。
 海上保安庁は何人が乗り組むのか、2007年と2010年の乗船時とは違うのかについてコメントを避けた。
 ただ、海上保安官の権限はかなり限られている。捕鯨船に乗り込む海上保安官は、反捕鯨団体の船に乗り込んで妨害行為をやめさせたり、逮捕したりすることはできない。
 ただ、相手が日本の船に乗り込んできた場合は、日本の法律に基づいて逮捕できる。

 補正予算の配分の実態については国際環境NGOのグリーンピースが最初に取り上げ、他のグループも抗議を行っている。
 護衛船の出港前に補正予算の使用方法を見直すよう政府に要請するグリーンピース・ジャパンが公表した12月1日付の声明には、約18の団体組織が署名した。

 水産庁は8日、復興基金を調査捕鯨船団の支援に使用することは適切だとし、捕獲分全てを持ち帰ることが3月11日に被災した商業捕鯨の町の復興支援につながると主張した。
 東北地方で唯一の捕鯨拠点だった宮城県石巻市の鮎川地区は大半が津波に襲われた。

 日本の調査捕鯨を巡っては、シー・シェパードの妨害行為が激しくなっており、昨季は予定より約1カ月早く打ち切った。
 日本船団の昨季の捕鯨数は目標の900頭の4分の1にも満たなかった。
 今季の目標もほぼ昨季なみ。

 シー・シェパードの対話グループの責任者、ポール・ワトソン氏は、反捕鯨運動でも活動していた動物園経営者・環境保護運動家の故スティーブ・アーウィン氏にちなんでなずけた同団体の活動船の1隻「スティーブ・アーウィン」からJRTに電話で、
 「昨季はわれわれは日本の捕鯨船団を南米の先端まで追いかけ、日本船団があきらめた。
 今回は護衛船を伴っていることから逃げない可能性がある」
と語った。
 さらに
 「しかし、だからといってわれわれがそこに行かないという意味ではない。
 日本船団が捕鯨しようとするのであれば、われわれもそこに行く。
 もし船が衝突することになれば、それもしかたない。
 われわれは動かないつもりだから」と述べた。

 ワトソン氏は、現在、シー・シェパードの船3隻がオーストラリアに入港し、8日午後に南極水域に向けて出港する計画だと明らかにした。月末までには日本の捕鯨船団に追い付く予定だという。

記者:Yoree Koh




毎日新聞 2011年12月9日 11時30分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111209k0000e040139000c.html

シー・シェパード:日本鯨類研が提訴 米連邦地裁に

 政府の許可を受けて南極海での調査捕鯨を行っている日本鯨類研究所(東京都中央区)などは9日、反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」と、SSのポール・ワトソン代表を相手取り、調査捕鯨に対する妨害活動の差し止めや捕鯨船団の一定距離内への接近禁止を求める訴訟を米・ワシントン州連邦地裁に起こした。
 日本の調査捕鯨を巡るSSへの提訴は初という。

 訴訟では裁判所の仮処分による差し止め命令も求めており、
 早ければ1カ月程度で決定が出る
見通しという。
 同研究所は
 「SSの行為は海洋航行不法行為防止条約などに違反する」
と説明。
 米国で提訴した理由は
 「SSの本部がワシントン州にあるため
とした。

 水産庁などによると、SSの妨害活動は05年度から行われ、薬剤入りの瓶を船へ投げ込まれたり、信号弾を撃ち込まれるなどしてきた。
 船団の監視船に不法侵入したとしてSSメンバー1人が海上保安庁に逮捕されたほか、昨年度は予定より約1カ月早い調査打ち切りに追い込まれた。

 南極海での調査捕鯨は毎年11~12月ごろから始まり、今年度も水産庁の監視船を派遣するなど警備体制を強化して継続する。
 同研究所は
 「今季も妨害が予想される。
 SSの行為は年々エスカレートしており、乗員の安全を確保するため提訴に踏み切った」
としている。





 



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