2011年11月21日月曜日

こむら返り:フクラハギが石になる

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● google画像より



人間、齢を重ねるに従っていろいろなことが起こる。
体も少々くたびれてくるからしかたがない。
今年のはじめからなんと「痛風」なるものかかってしまった。
足の親指に付け根が痛むもの。
だいたい30代から50代の男性に多いとある。
でも、アタシャ60代だよ。
日常生活に不便があるほどの痛みではないので、ほっぽってある。
ときどき、びっこもどきで歩かねばならぬときもあるが。
椅子から立ち上がったときとかは「イテー」となることはしばしば。
何でそうなるかは分からない。
そういえばこの間、スシトレインで少々つまんで、さて帰ろうかとして椅子をおりたら、襲ってきた。
悲鳴をあげてズッコケそうになった。
周りのお客さんからの視線がジロリ。
痛いよりも恥ずかしかった。

痛風は最近のこと。
ここ十年ほど多いのが、フクラハギの硬直。
朝がきて目覚めの時、眠気を払うために体をグーと伸ばそうと足の指先に力を入れると一気にくる。
ふくらはぎが石のように固まって触っても痛い。
しかたがないので、じーっと痛みが消えるのをベッドのなかでひたすら待っていた。
数分は痛みと戦わねばならなっかたが、これで何とか治った。
その後、ふくらはぎがつったとわかったら、痛みがひどくなる前、すなわち筋肉が硬直する前に起きて、さすってさすって、もんで揉んで、そして軽く叩いたりした。

ここ数年は朝だけでなく、いつでも起こる。
としだネー。
朝昼関係なくベッドに横になり、グーと足に指先を伸ばせば、すぐにやってくる。
しかたがないので、横になるときは足を伸ばさないで少し曲げるようにして、決して足指に力をかけないように気をつけている。
ときにそれを忘れたり、あるは指先にフトンなどが引っかかって力がかっったりするとテキメンにフクラハギが石になる。
でも、いつでも起こるとなると、人間だんだん対応がイージーになる。
「なぜ横になるとなって、立っているときはならないんだろう」
そういう疑問を持った。
素朴な疑問である。
そうだ、歩けばいいのだ。
筋肉を引っ張るからなる、反対に圧縮させればいいのだ。
これで解決。
「キター」とおもったら、急いでベッドを出て痛みに耐えて歩く。
ものの10秒もせずに正常に戻る
おそらくは年齢相応に筋肉の血液の流れが悪くなっており、フクラハギを伸ばした時、筋肉の断面積が細くなるので十分に血液が回りきれず酸欠になる。
酸欠で筋肉が硬直してしまう。
反対に、歩くときは上下から力がかかるからそれを支えるために筋肉は太くなり、血液が十分通りやすくなるため、筋肉は柔軟になる、はずだ。
という勝手な理屈をつけてみた。

痛風のときは突き指でもしたのかと思って放っておいた。
でも、なかなか治らないのでいったいなぜだろうと思い、「足の親指の付け根の痛み」で検索したら、そのキーワードでビッタンコ「痛風」と出てきた。
そこで先ほど「フクラハギの硬直化」で検索してみた。
結果は「こむら返り」と出てきた。
若返り、里帰り、ではなく「こむら返り」、こむらとは「小村かな」などといい加減なことを考えてみたりした。

Wikipediaで見てみる。

【こむら返り】
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こむら返り(腓返り、こむらがえり、方言由来の用法として「こぶら返り」とも言う)とは、
腓(こむら)=ふくらはぎに起こる筋痙攣の総称。

(足が)攣(つ)る」とも言われる。
特に腓腹筋に起こりやすいため、腓腹筋痙攣と同義とみなすこともある。
他にも指・首・肩などもこの症状と類似した状態になる場合がある。

筋肉の意識しない持続的な強直性収縮である筋の攣縮を示し、有痛性である。
こむら返りを生じている筋は硬く収縮しており、局所の筋が硬く膨隆しているのがわかる。
筋攣縮の持続は数秒から数分であることが多く
特に激しい運動の後や、水泳後睡眠中に見られることが多い。

原因は神経でなく、筋肉固有の問題があるといわれ、下位運動神経終末部での過興奮によるのではないかと考えられているが、特定には至っていない。
健常人でも起こる事があるが、さまざまな骨格筋に頻回に繰り返したりする場合は病的なものと考える。
脱水(発汗、下痢、利尿薬の服用)または電解質代謝異常(Ca、Mg)、腎不全、血液透析、甲状腺機能低下症、妊娠、脊髄性筋萎縮症や多発神経炎などの神 経原性筋萎縮をきたす疾患、下肢静脈瘤、特殊な例(McArdle病、里吉病など)などで頻発することが多いので、そのような疾患を鑑別に挙げる必要があ る。

■治療と予防

芍薬甘草湯やダントロレンが有効といわれている。
また、運動前後のストレッチ体操、運動・発汗後の塩分補給などを行うことも予防によい。
基礎疾患や原因となる疾患があれば、その治療も加えておく必要がある。
筋マッサージ、ホットパックなどの理学療法も有効である。
またスポーツでは予防として運動前にクエン酸を摂取することもある。

なんだか全然わからない。
分かったのは、原因不明、対処法適当、ということだけである。



● google画像より

フクラハギの筋肉を「腓腹筋:ひふくきん」というが、この「腓」を「こむら」と呼ぶことから「こむら返し」がきているようである。


もうちょっと調べてみよう。
こういうのが好きなのである。

だが、やはり決定的な原因はないようである。
ある記事にはこうあった。

実は、こむら返りがどのようなメカニズムで起こるのか、よくわかっていない。
しかし、
1.筋肉自体に原因があって起こる場合と、
2.筋肉につながる神経が原因の場合
とに分けられると、慶応義塾大学客員教授で、糖尿病に詳しい、東京都済生会渋谷診療所の松岡健平医師は説明する。


あえて原因をリストしてみる。

●運動不足
●下肢の疲れ
●カルシューム不足
●マグネシューム不足
●ビタミン不足
●水分不足
●その他の病気
あまりにもこむら返りが頻繁に起きる場合は他の病気の可能性があります。
例えば、椎間板ヘルニア、糖尿病、動脈硬化による血液循環不良、肝臓病や脊椎・腰椎の異常による神経疾患など

「運動不足」と「下肢の疲れ」なんていうのは正反対の原因。
「***不足」なんていうのも無意味。
「その他の病気」となれば、付き合っていられない。
よって原因の究明は「なぜ風邪を引くのか」と同じで無意味になる。


ならば次に、こむら返りに襲われたときの処置である。

田中接骨院(ふくらはぎのこむらがえり)応急処置
http://www4.tokai.or.jp/Ta-na-ka/hukurahagi.htm

私が、こむらがえりの応急処置の仕方を覚えたのは、高校に入ってからです。
陸上部に入って走っている時によく、ふくらはぎのこむらがえりになりころんで、のたうちまわっていました。
その時、友人がすぐ来てこむらがえりの応急処置をしてくれたのです。
その時はじめて知ったのです、こむらがえりは治すことができるのだと。


フクラハギは上下でつながれているため、この上と下の付け根を同時に刺激してやれば基本的に治ることになる。
注意すべきことは「上下同時に」であって、一方だけやっても順々にやってもだめだということである。
このサイトがわかりやすい。


こむらがえり(つぼ症状編)
http://www.tubodojo.com/tubo/komura.htm

【こむらがえりを起こしたときは、】
1.足の力を抜いて、片手で痙攣している足の膝を押さえる2.もう一方の手で足の5本指全部を上体に向かってゆっくり曲げます。
3.
ふくらはぎの筋がジワッと伸びていることを確認します。 以上のようにおこなえば、ふくらはぎの痙攣は比較的早くおさまるはずです。

 また筋肉が緊張しやすくて、こむらがえりを頻繁におこしやすい人には、ツボ刺激が効果的です。

【刺激法】
ふくらはぎの中央ライン上に、承筋承山と呼ばれるツボがあります。
また足心は、足裏のちょうど真ん中に位置するツボです。
承筋、承山のツボに重点を置きつつふくらはぎ全体を、指を使ってよくもんでください(朝夕2回)。
足心へは、こぶしで毎日30回ほど叩くとよいでしょう。


片手で膝を押さえ、もう一方の手で足の全指を手前に引きつける。
膝を押さえることによって上の付け根に、
足指を手前に引きつけることによって下の付け根に
刺激を与えるということである。
でもこれちょっと私には不具合。
というのは、親指の付け根が痛風で痛いのである。
平時は何も痛くはないが、付け根をおしてみれば痛みがあることがわかる。
これを手前にグーと引きつけるということは、こむら返しを治すために痛風を呼び出すようなものになる。
やはり、「痛みを感じたら即、体重をできるだけかけて歩く」方法がいいようである。


「つぼ」による治療法についてもう少し。

足がつったときのツボ(こむらがえり)
http://www.kirindo.com/medical/choujin.html

承山(しょうざん)のツボは、ふくらはぎの筋肉の一番下側にあります。
アキレス腱のあたりに指を置き、そのまま上へ滑らせていくと、筋肉の下側にぶつかります。

そこが承山のツボです。
ふくらはぎを山にたとえると、山のふもとのようなところにあるツボです。
押してみて、アキレス腱からかかとまでしびれるような感じがしたら、正しくツボをとらえています。

ふくらはぎがイタタっと足がつる、こむらがえりのときは、すぐにここのツボをおもいっきり押してみてください。
劇的に痛みがひいてくると思います。
よく足がつる人は、前兆を感じるはずです。
前兆を感じた時に強く押しながらマッサージするのが、最も効果的な対処法です。

この承山のツボについては試してみようと思っている。

下の図は上の応用編です。
膝に手を当てていませんが、膝頭が立たないように押し付けていれば、片手の支えはいりません。





● 筋肉のケガ症状


最後に確認。
絶対に足の先はまっすぐのばしてはならない。
見事に「こむら返し」でやられる。
 

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