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NICHIGO ONLINE 2011年12月11日
http://nichigopress.jp/ausnews/businessnews/32067/
土曜日、ビッグ・ポンドでプライバシー侵入
サービス停止で100万人の加入者に影響
12月9日、国内最大手通信事業者テルストラ社のインターネット部門「ビッグ・ポンド」で
何者かがプライバシー侵入したため、
同社は利用者保護のため、インターネットの一部サービスを中断した。
そのため、100万人ほどの加入者に影響が出たと見られている。
同社スポークスウーマンのカリーナ・ケイスラー氏は、
「9日午後4時頃、当社の技術者が、インターネットのプライバシー侵入に気づいたため、
1時間後には
オンライン課金システム、
BigPondセルフ・ケア機能、
My Account機能
などを停止した」
と発表。
さらに、
「当社の技術者が全力を挙げて、問題の究明に努め、BigPond電子メール・サービスなどを含めて、10日午後には復旧できると予想している。
サービスの停止というような対応は神経過敏といわれるかも知れないが、加入者の個人情報が流出するよりは神経過敏に対応することを選ぶ」
と述べている。
プライバシー侵入は、テルストラ・バンドル加入者の情報を送受信する社内ウェブサイトに何者かが侵入した形跡があった様子で、顧客サービス用の社内専用ウェブサイトが、インターネットで自由に閲覧できるようになると、100万人近いテルストラ社の顧客の個人情報が流出する可能性が大きい。
また、危険にさらされた個人情報は、
ユーザー名、
パスワード、
電子メール・アドレス
など。
ケイスラー・スポークスウーマンは、
「顧客には(ブラウザーのwwwサービスは停止されておらず)ウェブサイトを通じて詳しい状況を伝えた。
また、利用者がテルストラ社の技術サポートに電話して状況を訊くこともできる。
利用者に迷惑がかかっていることにはおわびするが、プライバシー保護を至上命令として全力を尽くしていることには利用者の理解が得られると考えている」
と述べている。
10日夜、BigPond電子メールも復旧したが、テルストラ社では、念のため、加入者のうち6万人ほどのパスワードをリセットした。
そのため、10日夜になっても電子メールの送受信ができない加入者は、パスワードのリセット手続きを行う必要があるとしている。
また、プライバシー侵入についても捜査を進めている。(AAP)
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これ気が付かなかった。
12月9日午後5時に一部の機能を停止したとある。
そのとき、これを利用していなかったからわからなかったのかもしれない。
ただ、いっとき確かに9日の午後にアクセスできなくなったことはある。
いつものように本でも読んで回復を待って再開したら通じていた。
TELSTRAのBigpondを利用しているが、ここでは繋がらなくなるのが常態。
決して甘い期待をいだいてはいけないのがこの国のシステム。
特に多いのが月曜日の午前中と金曜日の午後、そして土曜日の午前中。
ウイークデイはおそらく業務用、土曜日は個人用のアクセスが大きくなるためさばき切れないのだろう。
なにしろ、ここのインターネットは古くて遅い。
繋がらなくなるときはたとえば
「GOOGLEというサーバーがみつかりません」
というメッセージが表示される。
こうなるとしばらくダメ。
読書の時間となる。
先に書いたが、日本のインターネット速度の1/3以下がこの国のインターネット。
そのせいか、日本のニュースをみようとすると、NHKを除けばYoutubeを使っているTBSだけがマトモに見られる。
ANNとFNNはとぎれとぎれで入ってくる。
NNNはここではまったく受信できない。
よって動画ニュースはNHKとTBSに依存することになる。
ちなみにCNNは普通に動画を視聴できる。
アメリカを含む西ヨーロッパのスピードは日本の半分ほど。
それでもオーストラリアより70%くらいは速い。
CNNは西欧対応だからオーストラリアでも視聴できるようになっているのだろう。
そういえば、息子の学友が日本でワーキングホリデイしたとき、その速さに感激して帰る間際までダウンロードしまくって、膨大なデイスクを持って帰ってきたという。
なを、今回の事件で私のパスワードはリセットされてはいない。
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NICHIGO ONLINE 2011年12月16日
http://nichigopress.jp/ausnews/news/32307/
国内世帯の4分の3がブロードバンド接続
オンライン・ショッピングも若者に好評
12月15日付オーストラリア統計局(ABS)の発表によると、豪国内の4分の3の世帯がブロードバンド・インターネットを利用している。
12月15日付でオーストラリア統計局(ABS)が発表したデータによると、2010年度には620万世帯がブロードバンド・インターネットを契約していた。
この数字は2008年度に比べると100万世帯以上も増えており、国内全世帯の73%にあたる。
ブロードバンド加入率を州別に見ると、ACTが最も高く、83%、TAS州が最も低く、65%だった。
また、インターネット利用目的ではソーシャル・ネットワーキングが最も人気があり、特に若い世代で、15歳から17歳の年齢層では88%がインターネットをソーシャル・ネットワーキングに利用しており、18歳から24歳でも86%がソーシャル・ネットワーキングに利用している。
2010年度には、インターネットでオンライン・ショッピングしたという人はインターネット・ユーザーのうちの68%に達している。
また、オンライン・ショッピングで購入する品目では、旅行、宿泊、メンバーシップ、チケット、CD、音楽、DVD、ビデオ、書籍雑誌などを挙げている。
また、所得階層で分析すると、2010年度には、所得が高いほどインターネットにアクセスすることが多くなっており、年収$40,000の場合には、家庭にインターネットを接続している人は72%程度だったが、$120,000以上になると、97%の人がインターネットを利用していることが明らかになった。(AAP)
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NICHOGO ONLINE 2011年12月20日
http://nichigopress.jp/ausnews/news/32398/
トゥーンバからダーウィンまで敷設完了
12月20日、QLD州ブリスベンの西方、トゥーンバの町から北部準州(NT)のダーウィンまで光ファイバーの単一回線としては最長の3,800kmの敷設の完了式が行われた。
連邦政府のウエイン・スワン首相代理は、この日、ダーウィンに飛び、
「オーストラリアを世界に高速ブロードバンドで連結することができる」
と語った。
この回線は、2010年2月に起工し、1億2,500万ドルをかけて行われた。
最終的には、360億ドルをかけた全国ブロードバンド・ネットワーク(NBN)の一部に組み込まれる。
スワン首相代理は、
「この回線は、オーストラリアの力を増すインフラストラクチャの一部となるものだ。
1878年には、大陸の南からダーウィンまで大陸縦断電信線が完成したが、それに匹敵する快挙だ。
このテクノロジーは、地方部や農業地域を都市部と結ぶだけでなく、オーストラリアの都市部を国際経済と結ぶものだ」
と語った。
この光ファイバー回線は、NTとQLDの30の町の16万人を高速光ファイバーで結ぶことができる。
建設を請け負ったNextgen社は、
「ダーウィンは電気通信のブラックスポットだったが、これでダーウィンも安定した高速通信が可能になった」
としている。
このリンクは、1秒間に400テラビットの信号を送ることができ、標準的な家庭に接続されているインターネット接続の1億倍にもなる。
また、大陸縦断電信線なら送信に100年かかる情報をわずか10分の1秒で送ることができる。
NTのポール・ヘンダーソン主席大臣は、
「このプロジェクトがダーウィンに届いたのは、NTの住民にとってまたとないクリスマス・プレゼントだ。
家で映画や音楽をダウンロードしたり、世界中の友人と通信する人達にとって重要なインフラストラクチャであるだけでなく、NTのビジネスにとっても情報を迅速にやり取りすることができるようになるものだ」
と述べている。(AAP)
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<まぐろの目玉>
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