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ゴールドコーストからホールデン・コモドアとフォード・ファルコンが消えてことを前に書きましたが、その2車種を駆逐したのがハイブリッドのプリウス。
さらに書くと、カローラを大衆車から引き下ろしたのもこのプリウス。
以前はカローラといえばどこでも見かけた。
が昨今は、珍しいほどに少なくなってきている。
プリウスがかくも巷に出回る前に、私はカローラに乗っていた。
中古の2,3年ものを買った。
「SECA」というやつ。
これひどかった。
車内からドアお開けるノブがあっと言う間にポキリと折れた。
頭にきたので交換せず、窓ガラスを開けて外からドアを開けることにした。
それだけではないアッチコッチとひどく安物の仕様内装。
これが世界で最も売れているカローラなのか ?
まさにそんな疑問を抱くほどにひでえ車、それがカローラの印象。
そこで名付けたのが「デフレのカローラ」。
腹に刻んだのは「二度とカローラは買わない」である。
● この5ドアハッチバックの形式:google画像から
大きさ的にはプリウスと同じ。
よって、プリウスが出始めてから、アットいう間にカローラの影は薄くなってしまった。
もはやここではカローラはラインアップではない。
マイナーな趣味の車の一つにまでになっている。
ところでまだ私はプリウスには乗ったことがない。
ちまたに溢れている車なのだが。
何しろ、タクシーに乗らないからしかたがない。
インターネットを覗いていたらプリウスの試乗記がありましたので、お目々拝借といきます。
『
Business Media 誠 2011年12月13日14時09分
http://news.livedoor.com/article/detail/6114029/
いまさらですがプリウスってどうよ?
車は乗らなきゃ分からないことだらけ:
前回の予告どおり、プリウスについて書いてみたいと思います。
ハイブリッドといえばプリウス。
というより、代表的な日本の車といえばプリウスというぐらいの勢いで売れてますよね。
トヨタといえば、カローラはどこへ行ってしまったのやら……。
トヨタのディーラーで話を聞いてみると、
「プリウス以外が全然売れなくて」
と、肩を落としていました。
ここまで偏ってしまうと、販売店としては考えもののようですが、それだけ売れているには理由があるはずなので、その「理由」に迫ってみたいと思います。
●シャープになったデザイン
現行プリウスは3世代目となるわけですが、初代と2代目は流線型を意識したのか、ホワンとしたデザイン。
いいかえれば、もっさりした感じで、筆者はあまり好きではありませんでした。
しかし、3代目は直線を多く利用したシャープなデザインに変更されました。
初代から2代目へのモデルチェンジも大幅に改良されたわけですが、今回のデザイン変更の方がインパクト大きかったですね。
ちなみに、ライトは通常のハロゲンモデルに加えLEDヘッドライトを搭載したモデルもあります。
よくHIDと間違える人がいますが、プリウスはLEDです。
LEDはHIDに比べランプの寿命が長いためメンテナンス面では有利。
しかし、価格が高いのが難点。
まず壊れないけど、壊れたら大変という感じです。
LEDヘッドライト搭載モデルは、2連プロジェクター+ハイビームの3連構造になっており、見た目もいい感じです。
●内装は「安っぽい」とよくいわれていますが……
プリウスは、車格でいえばCセグメントに属する車となります。
で、よく「Cセグメントの車としてはちょっと安っぽいよねー、コンパクトカーなら分かるけどさー」なんていわれることが多い。
でも、
「価格を忘れちゃいませんか?」
と答えたくなる。
一番売れ筋の「S」が220万円。
同じトヨタで比べれば、アクシオやアリオンあたりが同クラスとなるわけですが、こちらは売れ筋の1.8リッターモデルで約200万円。
価格差は約20万円だが、ハイブリッド代と考えればそんなもんでしょう。
この2車種と比べてそんなに劣るかといわれると、アクシオやアリオンはおじさま層をターゲットにした車なので、木目調のパネルなどが多く使われています。
一方プリウスは、もっと若い世代も含め広いターゲット層を狙ったデザインとなっているため全体的にすっきりとした感じで、小物入れなどが非常に充実しています。
注目してほしいのは、シフトレバー(?)の下にもスペースがあるところです。
確かに、プラスチックむき出しのプリウスに対して、アクシオやアリオンは木目調パネルを利用しているため高級感はありますが、触ってみると質感は大して変わりません。
世の中でいわれているほどプリウスは酷くないと筆者は思うのです。
●パワー感はお見事の一言
トヨタのディーラーも売り込むときに
「2.4リッター並みの力がある」
と説明します。
乗ってみるとそれは嘘でないことが分かるでしょう。
低速ではモーターのトルクでグイグイと車が加速していく。
普通にアクセルを踏み込むと、エンジンは高回転まで回らずに、静かに加速していくので、「遅くね?」と勘違いしますが、デジタルのスピードメーターをみるとすごい勢いで数字が上がっています。
フィットハイブリッドの回でも書きましたが、ハイブリッドカーの魅力は、やはり1クラス上の排気量の車に乗っている感覚が得られるところではないでしょうか。
「ハイブリッドカーにすると○○円高い!」
と単純に比べる人も多いようですが、このようなメリットも大きいと思います。
●走りは……
この車に長時間乗って、一番驚いたこと。
それは、「意外と足回りは良くできている」ということです。
ちょっと硬めのセッティングですが、予想以上にサスペンションの動きは良い。
しかし、大きな問題は「剛性」。
お世辞にも良いなんていえません。
ヨレヨレという言葉が一番似合う。ひどすぎる。
実は、この車に乗り込んだとき、センタートンネルがないことに気づき、
「あれ? 剛性に自信あるのかな?」
と期待したのです。
センタートンネルは、FR車のドライブシャフトを通すものだと思われがちですが、実は剛性にも大きく影響します。
少し前までの車をみると、FFでもこのセンタートンネルが存在する車がほとんど。
それは、剛性を上げるためなのです。
筆者の中で「センタートンネルがない車は、剛性に自信があるから」と思い込んでいる節があったので、今回も期待したのですが、それは見事に裏切られました。
ボディやシャシーが、まったくサスペンションの動きを受け止められていない感じです。
そのせいで、足回りがバタバタとばたつく印象になります。
おまけに、コーナーを曲がれば車がグニャリとよれるのが気持ち悪い。
車のことをよく分からない筆者の嫁さんまで「この車なんか気持ち悪い」という始末。
いくらコスト削減とはいえ、この調子でいくと開口部や空間の大きいプリウスαがすごく心配です。
この車で一番許せないところがハンドルの軽さ。
とにかく軽いのです。
指一本でラクラク回る。
車を駐車場に止めるときなどは良いのですが、高速道路を走ろうもんならハンドルが軽すぎて怖い。
走りがまったく安定しない。
電動パワステを採用しているのだから、車速に応じてハンドルの重さを変化させることくらい簡単にできるはず。
そのくらいの工夫はしてほしかった。
●燃費は驚くばかり
約700キロのドライブを終えて、実燃費を計測するとリッター21.5キロ(燃費計では23.2キロ)。
45リットルしか入らない燃料タンクで700キロも走れてしまうことがとにかく驚きです。
給油を月に1回しかいないという人が多いと営業マンに聞きましたが、それは確かな情報のようです。
持ち主に聞いたところ「これでも悪い方だよ」と。
ハイブリッドカーを所有したことのない筆者に言葉はありませんでした。
総合的に考えて、「この車はありか、なしか?」と聞かれたら「あり」と即答します。
売れてるだけの価値はあると思いますね。
アクシオやアリオンと比べて約20万円差と書きましたが、ハイブリッドカーは税金の優遇もあるので、実質の金額差は少なくなります。
価格が実質ほとんど変わらず、エンジンは力強いし、燃費はいいし。
そりゃ、プリウス売れますよ、ほんと……。
でも、筆者がこの車を買うならボディ剛性の強化パーツは確実に入れちゃいますけどね。
あ、いじること前提の車なんてやっぱり「なし」かな(笑)
もう1つ忘れてはならないのは、この車はかなり癖のある車だということ。
「車というより電車ですか?」っていうくらい違和感があります。
この違和感は、とにかく試乗して体験する必要があります。
一度も乗らないで買おうなんて、この車に関しては絶対にしない方がいいです。
それに、試乗すればほかにも色々なことが分かるかもしれません。なぜなら、車は乗らなきゃ分からないことだらけなのだから。
■popo柿澤の独り言
最近では、 αの人気に押されて、プリウスの販売台数は若干落ちているようです。
でも、最近「NEWプリウス!」なんてCMも始まり、マイナーチェンジが施されたようです。
PHV(家庭用電源で充電ができるハイブリッド車)も間もなく発売されるみたいだし、アクアなんて、小さなプリウスも登場する予定。
トヨタのプリウス攻勢がハンパないですね。
独り言だから書いちゃいますけど、筆者はトヨタの何でも80点を狙う車づくりの姿勢が嫌い。
そんな筆者でも、買ってもいいかな?と、思わせるプリウスはほんとすごいと思います。
』
今はヤリス(ビッツ)に乗っている。
もう少し大きな車に乗りたいのだが、家人が運転が怖いから小さいほうがいいというのでこれにしている。
でも、次の時はプリウスを ?
いや、実をいうとマツダのスカイアクテイブ・エンジンの車に乗ってみたいのだが。
こちらに入ってきて安定するまでどのくらいかかるだろう。
<まぐろの目玉>
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